【2022年度 第2回デフ陸上教室】
2022年11月10日(水)に石川県立ろう学校でデフ陸上教室が開催されました。
 今回、石川県でデフ陸上教室を開催したのは初めてで、県内在住のデフリンピアンである森光佑矢選手と当協会副会長の門脇翠さんが講師となり、ヤマダホールディングス陸上部から柏村亮太選手、小田大樹選手、田中宏昌監督がゲスト講師として参加しました。
 小学部では走りの基本を教え、中高生には走幅跳の基本と投擲の基本を各選手から教えてもらいました。はじめは緊張していた子ども達もだんだんと笑顔が出てきて、楽しく身体を動かしていました。日本のトップ選手2人に走幅跳と投擲のデモンストレーションをしてもらった時には「お~すごい!」という歓声が起き、目の前で跳んで、投げてもらい、とても感動していました。
 教室の後にろう学校中高生で毎年開催されている駅伝大会がおこなわれ、子ども達は昨年の記録を更新することが目標で、選手もゲストランナーとして参加し、場を盛り上げてくれました。そのおかげか、子どもたちみんな、昨年の記録を更新することができ、とても喜んでいました。
 午後からは「夢をかなえるために大切なこと」と題して、デフ選手2人と田中監督から講演をしてもらい、熱心に聞いていました。
 幼稚部との交流もして、幼稚部から小学部、中高生までの子ども達と1日、陸上を通じて身体を動かし、トップ選手と交流ができ、スポーツに興味を持ってもらう事で、楽しさや喜びを感じ取ってくれたと思います。
 今後もデフ陸上教室を通じて、子ども達に夢や希望を持ってもらい、デフ陸上の普及発展と共生社会の実現を目指し活動を続けていきたいと思います。

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