今回は、宮城聴覚支援学校の遠藤先生からご相談を受けて支援に行ってまいりました。
宮城の大会は、遠藤先生や仙台大学の佐々木琢磨君が熱心にご指導されていることもあり、聾学校生徒のレーン配置を配慮したり、選手からスターターが見やすいような位置に立つなど、今まで様々な工夫をしてくれていたそうです。ですが、今回相談のあった生徒さんはそれでもスタートが出遅れ、大会ではいつも実力を発揮出来ずに終わっていたそうです。それでも中体連で宮城県大会まで駒を進め、県大会ではスタートランプを使って何とか同等に戦いたいとの想いからの相談でした。
結果から言いますと、スタートランプを使用して、予選4位で準決進出、決勝では0.1秒差で惜しくも敗れはしましたが、自己ベスト更新の走りを見せてくれました。本人も「対等の勝負ができました。気持ち良かったです!スタートランプのおかげです!」と笑顔で話してくれ、今までの悔しさが報われたような笑顔を見せてくれました。
今後、スタートランプが普及し、聴覚障害を持つアスリートが、当たり前のようにランプを使って競技に参加できる世の中になるよう、今後も活動を継続していきます。
スタートランプの購入は今後スポーツ振興クジ支援事業の助成金対象物品となりましたので、購入金額の1/5で購入することが可能となりました。スタートランプ支援、助成金に関することなど、ご質問があれば下記のアドレスまでご連絡下さい。
《連絡先》
スタートランプ支援事業担当 竹見昌久
office@j-daa.or.jp